アンニョンハセヨ、テイトです
今年は猛暑ではなく酷暑とまで言われたあっつい夏でしたね
今でも暑い日は続きますが、酷暑と言われるほどの暑さはおさまってきて
夜には涼しい風も吹くようになってきました
もつ鍋だいすきなわたしは8月末にはもうもつ鍋を食べに行きました
冷えた店内で熱いもつ鍋と冷たいビール、もう最高!
さすがに8月中の鍋は早すぎるかもしれないですが
これからあったかいお鍋が恋しい季節がやってきますね
今回はそんなおいしい鍋料理、スープなどで韓国語の勉強をしちゃいましょう
韓国料理にもほんとうに多くの鍋料理があります
みなさんもお店で食べたり、お家鍋で食べたことあるものから
韓国に行ってこそ!というようななかなか日本では食べれない
韓国料理の鍋料理を覚えていきましょう
食べ物から韓国語を覚えよう
今回は韓国料理の中から鍋料理、スープ類を集めました
鍋料理やスープ料理には多くに共通して使われている言葉があるんです
代表的なものでチゲ・タン・グッ・ジョンゴルなどがあります
それぞれ意味があってまずは4つの違いから説明します
찌개 チゲ
韓国料理でも代表的なチゲ鍋などもありますがそのチゲ、実はチゲ自体が鍋という意味です
なので韓国でチゲ鍋というものはありません
日本の鍋のイメージだと数人で囲んで食べる鍋ですが、比較的小さい小鍋のイメージです
小さな器で1人用として出てくる鍋に使うことが比較的多いです
具材も多く入っているイメージです
탕 タン
탕は漢字で湯と書きます
そのためチゲとは少し違い、チゲよりもスープ、汁が多めの料理が多いです
具材を煮込んだものの料理に多く使われ、具材だけでなくそれから溶けだしたスープも楽しむ
イメージですね、比較的、肉などを使った料理に使われることが多く
味もしっかりめのものが多いです
국 クッ
クッはタンと似ていて、どう違うかはっきりはしていないですが
クッは日本語訳にすると汁やつゆと訳されることが多いです
スープのような意味もあるのでタンとの違いと言えば、
比較的、野菜や淡泊なものの具材を使った料理に使われることが多いです
そのため味もシンプルなものが多いです
전골 チョンゴル
チョンゴルはチゲと同じ鍋という意味ですが、大きな鍋に具材もたくさん入って
みんなで囲んで食べる寄せ鍋のような
日本の鍋に一番近いイメージの鍋料理に比較的多く使われます
お店に行くとチゲ料理は完成した料理が出てきて、チョンゴルは具材とスープが入った
鍋がドンと出てきて、火を入れて完成を待つ鍋料理という感じですが
必ずしもそうというわけではないです
日本の鍋でもおなじみのホルモン鍋やキノコ鍋、餃子鍋など
味は違えど、日本と同じような鍋料理があります
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チゲ
キムチチゲ(김치찌개)
代表的なチゲ料理、日本のチゲ鍋はこのキムチチゲのことです
ヘムルチゲ(해물찌개)
해물は漢字で海物です。海鮮チゲのことです
プデチゲ(부대찌개)
부대は漢字で部隊です。昔軍隊の間で食べられていた料理で、
朝鮮戦争以降アメリカから来たソーセージやスパムなどを入れたことが始まりです
ごちゃませ感のあるプデチゲは初めから麺が入っていることもあります
スンドゥブチゲ(순두부찌개)
순두부は漢字で純豆腐です。豆腐がメインの鍋で、純豆腐というだけあって
おぼろ豆腐の様に柔らかい豆腐を使用しています
テンジャンチゲ(된장찌개)
된장は日本語で味噌です、味噌チゲなので韓国版の味噌汁のような感じです
豆腐など入っていることが多いですが、こちらはスンドゥブではなく、崩れにくい
(두부=豆腐)が良く使われています。
チョングッジャンチゲ(청국장찌개)
청국장は漢字で清麹醤です。漢字からは分かりにくいですが、大豆を発酵た味噌のことで
納豆に近い粘りや匂いがあります
そのため日本語で納豆チゲという表記されていることがあります
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タン
サムゲタン(삼계탕)
삼계は漢字で参鶏です。鶏肉の中に高麗人参、もち米、松の実、栗、にんにくなど滋養の
ある食材などを入れて煮込んだ料理です
漢字から分かるように삼계の계は鶏肉を意味し、삼は高麗人参の参からきているため
高麗人参と鶏肉が重要食材です
韓国では「暑い時に熱いものを食べて、いっぱい汗をかき暑さを吹き飛ばす」
という意味の四文字熟語
【이열치열:以熱治熱、熱を以って熱を治す】があります
その時に食べられているのが、サムゲタンです
暑い日に冷たいものを食べより、暑い夏こそ熱いサムゲタンを食べよう!
ということで、夏でも人気の韓国料理です
ヘムルタン(해물탕)
ヘムルチゲと同様、해물は海物なので海鮮がたくさん入った料理です
ヘムルタンは大きな鍋にエビ、カニ、タコ、貝類などの海鮮と野菜が入ったもので
海の近くにあるお店では豪華なヘムルタンも楽しめます
カルビタン(갈비탕)
갈비は焼肉で人気のカルビのことです
牛の骨付きカルビとネギやニンニクなど野菜と一緒に煮込んだスープです
ほろほろのカルビ肉と透き通ったスープでシンプルな味です
ソルロンタン(설렁탕)
설렁は先農や雪濃のような意味からきています
ソルロンタンの由来がいくつかありますが、有力なもので、
昔、農業の豊作を願う先農祭というお祭りがあり、そこでふるまわれたスープだったことから
先農湯となったとか、あと白濁したスープから、雪のように濃いという意味で
雪濃湯と言われるようになったそうです
ソルロンタンは牛のいろんな部位を入れて煮込んだスープです
透き通ったスープのカルビタンと違って、骨髄なども煮出しているため白濁しているのが特徴です
味は塩コショウなどを好みで足しながら食べるのが一般的です
カムジャタン(감자탕)
감자はじゃがいもという意味ですが、カムジャタンの감자は豚の背骨の意味です
同じカムジャのためジャガイモの鍋と勘違いする人が多いとか
ただ、カムジャタンには豚肉の背骨肉と一緒にジャガイモも入っています
同じ発音のカムジャのため、のちにジャガイモも定番食材として入れられるようになったとか
昔ジャガイモの鍋と思っていたわたしが、語学教室の韓国人教師の方から聞いて印象的だった
ので記憶しています
カムジャタンは豚の背骨肉とジャガイモの他に野菜や唐辛子、えごまの葉などを一緒に入れて
煮込みます、大きな背骨やジャガイモを入れて作るためか
大きな鍋で提供されるところが多いです
タットリタン(닭도리탕)
닭도리の닭は鶏という意味ですが、도리という意味の由来がいくつかあるそうです
一つは日本語の【とり:鳥、鶏】の発音からきたという説と
【도리다:えぐる、くり抜く】という動詞の意味から来たという説があります
韓国語の中にも日本語が外来語として、同じ意味で使われている単語があるため「とり」を
使用しているのも納得がいくし、鶏肉の内臓などを取り除き食べやすくぶつ切りにした肉
という意味から도리다を使用しているのも納得です
タットリタンは鶏肉と一緒にジャガイモ、にんじん、玉ねぎなどの野菜と
唐辛子、砂糖、醤油などで味付けした、韓国版の鶏肉じゃがのようなイメージの料理です
メウンタン(매운탕)
매운は【맵다:辛い】という単語から来た辛いという意味の連用形です
白身魚のあらに大根、白ネギ、もやしなどの野菜と唐辛子で煮込んだ鍋です
タラや鯛などの魚が使われることが多く、ヘムルタンと違い魚がメインの材料となっています
チュオタン(추어탕)
추어は漢字で鰍魚と書きます。鰍という漢字は中国語でドジョウを意味するので
ドジョウ汁という意味になります
チュオタンは、1度挑戦してみたい韓国料理の一つではあるんですが
まだ食べたことがないのでどんな味かはご想像にお任せします
ドジョウそのまま入っているものから、ドジョウを骨ごとすりつぶしているものなど
作り方もさまざまあるそうです
ドラマ二十五、二十一でみんなで食べていましたね
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グッ
ミヨックッ(미역국)
미역はワカメという意味です
ワカメスープは日本でも焼肉屋さんのメニューによくありますね
韓国では誕生日にワカメスープを食べる、試験の日は食べないなどの習慣があります
誕生日に食べるのは、産婦さんが産後、体力回復のためや母乳が出やすくなるなどの理由に
ワカメスープをよく食べます、そのため誕生日にワカメスープを食べて
子供は親への感謝の気持ち、
親は子が生まれた喜びを思い出すために食べるようになったとか
ワカメのヌルヌルする印象から、滑ると連想され、
試験の日には避けられるようになりました
ドラマでも誕生日にワカメスープというシーンはよく出てきますね
ヘジャングッ(해장국)
해장は酔い覚ましという意味です
酔い覚ましに食べるスープで材料や調理法などはさまざまです
ソンジヘジャングッ(선지해장국)
선지は鮮血、生き血という意味です
先ほどヘジャングッの中でもよくあるのが、牛の鮮血を固めたものが入っています
赤黒いレバーのような見た目で、日本ではなかなか見ることができない食材ですね
鉄分が豊富で貧血気味の方にもおすすめです
コンナムルッグッ(콩나물국)
콩나물は豆もやしという意味です
豆もやしのシンプルなスープで、韓国では酔い覚ましや、風邪をひいたときなどによく食べます
家庭料理でもよく作られ、お店では定食などに一緒についてくることも多いです
トックッ(떡국)
떡は餅という意味です
トックとして日本のスーパーでもよく見かける小判型のようなスライスされた餅です
鍋料理のトッピングにもよくあるあの餅です、そのお餅のスープです
トックッは日本のお雑煮のように、お正月に食べる習慣があります
クッパッ(국밥)
밥はごはんという意味です
スープにご飯を入れて煮込んだ雑炊のような料理です
こちらもワカメスープ同様、日本の焼肉屋さんでもよくあるメニューですね
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ジョンゴル
コプチャンジョンゴル(곱창전골)
곱창は牛の小腸という意味です
韓国のホルモン鍋です。양곱창もよく見かけますが、양곱창は牛のミノを意味します
ナッチジョンゴル(낙지전골)
낙지はテナガダコを意味します
韓国語ではタコの種類によって言い方が変わります、日本でタコとイメージして出てくる
タコ焼きやお刺身などで使われるようなミズダコは【문어:ムノ】といい、
小さくて手の平サイズのようなイイダコを【주꾸미:チュクミ】と使い分けています
テナガダコは細長い足が特徴で他のタに比べて柔らかい感触です
タコの踊り食いなどの料理で使われているタコはテナガダコです
マンドゥジョンゴル(만두전골)
만두は餃子という意味です
韓国の餃子は日本の餃子に比べて、中身ぎっしりでもちもちとして大きいです
その大きなマンドゥがたくさん入った鍋は食べ応え抜群です
ポッソッジョンゴル(버섯전골)
버섯はキノコという意味です
日本でもキノコ鍋ありますね、韓国のポソッジョンゴルも様々な種類のキノコが入った鍋です
ブルラクチョンゴル(불낙전골)
불낙は単語ではなく、불고기と낙지の頭文字をとった略語です
불고기はプルコギ、낙지はテナガダコでしたね
甘辛なタレで味付けされた牛肉のプルコギとナクチを合わせたナイスコンビネーションな鍋です
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韓国の鍋、スープ料理をざっと説明しましたが、
今回の分類からは外れている鍋料理もまだまだあります
テイトの大好きな韓国の鍋料理をあと2つだけ紹介します
タッカンマリ(닭한마리)
닭は鶏・한は1つ・마리は匹という意味で
鶏一匹という鍋です、名前の通り鶏を丸一匹そのまま煮込んだ鍋です
どーんとそのまま煮込まれた鶏は、店員さんが食べやすい大きさにハサミで切ってくれます
気持ち程度のネギやジャガイモなどが入っていますが、メインは鶏肉と透き通った出汁です
昔からある鍋料理というより、比較的新しい鍋料理です
今では韓国でも日本でも食べれる程、人気の料理ですが
ソウルの東大門市場の近くにあるお店から広まったとされています
ソウルに行かれた際は、是非本場の味を食べてみてください
ナッチポックン(낙지볶음)
볶음は炒め物、炒めたものという意味です
テナガダコ炒めという訳になりますが、炒めものよりも鍋に近いです
たっぷりのテナガダコと野菜、ニンニク、唐辛子などが入っていて
締めには麺やご飯も楽しめるので、りっぱな鍋料理かと思い紹介しました
韓国では締めの麺を食べたあと、さらにご飯を入れて焼き飯をつくって締めるという
2段階の締め料理も楽しめる鍋料理が多いです
ナッチポックンは釜山の郷土料理なので、ソウルではなかなか見かけないので
釜山にも行って、ソウル以外の韓国料理も楽しんでみてください
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